気になったので調べてみました  Part4

新学期が始まりましたね。新しい教科書をたくさんもらって重そうに持って帰る小学生たちの姿。傘を差しながら大変そうでした。

我が家では、新しい教科書を置くスペースを確保するために春休みの間に何度も「部屋を掃除しなさい!」「机を片付けなさいっ!!」という言葉が飛び交っていました。

 

私も学生の頃は部屋の片づけを後回しにしていました。(今も大して変わらないです。お恥ずかしい・・・)

それなのに、なぜかテスト前になると部屋の掃除を始めてしまう。どうしてだろう?

『テスト前の掃除』という検索ワードで調べてみると、その行動に名前まで付いていました。

 

『セルフ・ハンディキャッピング』というらしいです。皆さんご存知でしたか?意外と知られている言葉らしいです。

『セルフ・ハンディキャッピング』とは、心理学の用語らしいです。物事に取り組むときに、わざと自分に不利になる行動をとることで、本来の力を発揮させないようにすること。失敗した時の言い訳のための自己防衛の行動らしいです。

目の前にある不安やストレスからの逃避行動で、物事を先延ばしにすることでごまかしているとうことみたいです。
私も掃除をするとなぜか勉強した気分になっていました。掃除の時間も自宅学習の時間にカウントしていました。

 

では、どうしようもないのか?というと、ちゃんと対策があるらしいです。

対策その1
帰宅してすぐに勉強を始めること。制服を着替える前にやると効果的だそうです。

対策その2
勉強に取り掛かるときは、15分程度の取り組みやすいものから始める。漢字練習や単語練習などルーティーンを決めて、それから始めるとウォーミングアップになるみたいです。

対策その3
『セルフ・ハンディキャッピング』を自覚しておくこと。掃除などの回避行動をとった時に、「今、するべきことは?」と自分の行動を分析することができるようになります。

 

新学期が始まり、前学年の復習テストもあるはずです。『セルフ・ハンディキャッピング』を知っているとこれからの勉強が変わるかもしれませんよ。

 

まずは、こまめに部屋の掃除をしておいて勉強しやすい環境を日々整えておく事が一番いいと思います。

 

(内村)

 

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